そもそも、静的弛緩誘導法ってなあに?

ハンディキャップを持つお子さんとのこと

「静的弛緩誘導法」って、

漢字ばかりで難しそうだし、とっつきにくいし、

関心持って貰いにくいよね

よく言われます。

 

専門用語なので、名称を変えることは出来ませんが、

もう少し分かりやすく解説致します。

東京都にある筑波大学附属桐が丘養護学校(現在は特別支援学校)の先生たちが、

40年ほど前に親子学習会の中で開発した教育法です。

 

身体を動かすことが不自由なお子さんの身体に触れて、

自分で緊張をほぐす感覚を教えて、

呼吸や排泄の困難を改善し、

硬くなってしまいがちな手指を柔らかくして

使える手や使える足を育てるというものです。

 

そして、「静的」とは身体の関節を動かさずという意味、

「弛緩」とは緊張を緩める、

「誘導」とは子どもが自分で理解して行うことを導くという意味です。

 

毎日の身体の学習を繰り返すことで、

子ども自身が自分の身体の緊張をコントロールして、

呼吸機能を改善させたり、便通が改善したり出来るようになっていきます。

 

そして、この手法は、

身体が不自由のお子さんだけでなく、

健常の赤ちゃんへのタッチにも通じる手法であり、

介護の必要なお年寄りの身体に触れる時にも

効果があると考えられます。

 

つまり、タッチをすることでその手がかりや目安を与え

また、それが生理的に効果のある場所であれば

呼吸機能や自律神経を整えることにも繋がります。

 

タッチの仕方

タッチをする場所

それらを総合的に

4回シリーズで展開するのが

今回のセミナーになります。

 

ハンディキャップを持つお子さんのご家族だけでなく、

支援者の方や学生さん

お年寄りの介護に関わる方

多くの方に、学んで欲しいです。

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